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読書

読書

本は好きだけれど、充実した読書時間を過ごすことが、なかなか難しいです。
良いかんじで読書が出来ているときに限って、もうすぐ仕事に行かなきゃいけないとか、時間に余裕が無いことが多いし、
あと、自分の好きな雰囲気、たとえば、お気に入りの喫茶店などで読書がはかどるかと言えば、必ずしもそんなことは無く、お気に入りの場所とは別に、読書がし易い場所というのは、どうやらあるようなのです。
あんまり印象は良くないが、しょうがなく入った、という飲食店で、おもむろに本をひろげてみたら、思いのほか読みが進んだ、ということもしばしばです。
最近良い、と思っているのは出勤途中の読書で、それは歩きながら読む、というものです。
通勤路が森だから出来ることですが。

本を読みながら森を歩くと、ぶつかりそうになるのはせいぜい「木」ぐらいだから安心です。
本を読む合間にたまに目をあげて周りを見ると、森の植物や虫などの表情が、よりつぶさに見られる感覚になっていて、その行為のおかげで耕された創造力が、さらに深い読書を可能にする、という相乗効果が得られることが、この読書法の利点です。
しかし余裕を見て早めに家を出ても、本に集中し過ぎると、知らぬ間に足が止まっていたりして、たまに会社に遅刻してしまうので気をつけなければいけません。

他にどんな読書環境が考えられるでしょうか。
これからいろいろ試してみることにします。

でも、そんなことより、こんなしょうもないものを書いている時間があるなら、いますぐ本を読むか、早く寝て明日の朝の読書時間を作るほうが良いです。

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コンサート

コンサート

夜の8時ごろに会社を出て帰路につきました。
帰りはいつも人気の無い、夜の下鴨神社の参道(糺の森)を歩きます。
下鴨神社の参道に入ったところで、もう門は閉められている本殿のほうから三味線の音が聴こえてきました。
三味線のことはよくわからないけれど、かなりの超絶技巧なかんじです。
正門の前まで歩くと、黒づくめのスタッフみたいな人達がいましたが、近付いても止められることもありません。
門は格子のような作りで、隙間から中が観られました。
中央の能舞台にくだんの三味線を演奏している着物姿の男性がいました。
コンサートをやっているようです。
その前に何人かのステージがあったようですが、その男性の三味線で終わりのようで、アナウンスのあと、正門が開き、観客がぞろぞろ出てきました。
客は落ち着いた感じの男女で、みんな正装をしています。
汚い格好をしていた僕はスタッフとともに、脇によけました。

コンサートの途中から、やけに参道が明るいなあ、と思っていました。
見れば、正門から真っ直ぐに伸びる参道が強力な照明でライトアップされていて、参道の両脇には、舞妓さんが何十人も並んで、帰路に着くお客さんのお見送りをしてる壮観です。
かなりのセレブコンサートのようです。
それを受ける正装客も特にテンションが上がるふうでもなく、「お、イキなはからいだねえ。」くらいの落ち着きがあります。

他に僕のような正装をしていないタダ見客を探しましたが、同士は一人も居ません。
どうしようか迷いましたが、別にいつもの通勤路を帰るだけだ、と思い、正装客に混じって歩くことにしました。

しかし、実際まじかに来ると、ライトアップされた舞妓さんの妖艶な輝き具合は半端でなく、毛玉だらけのジャージの僕は、やっぱり申し訳なくなり身が縮みました。
「あまりに汚い格好なので明らかにセレブコンサートの客では無い。」
ということを認識して無視してくれないか!という願いも叶わず、舞妓さんはみんな、こ汚い僕にも、上品な言葉と、丁寧な腰を折っての挨拶をしてくれました。

僕は小声で、すいませんすいません、とへこへこ謝り、途中から小走りになりました。

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お天気続き

お天気続き

最近モーニングを食べに行く、カウンターとテーブル二つだけの小さなパスタ屋で、はじめてマスターと喋った。
僕が古いアパートに住んでいると言うと、マスターは、私も下鴨の戦後まもなく建てられた古い家に住んでいて、一本の大きな梁が隣り合う4軒の家を貫いているんです、というロマンのある話をしてくれた。

後から入ってきた中年の女性は忙しそうにランチの下ごしらえをしているマスターに話しかけるタイミングがうまく、マスターがつい手をとめて破顔して話しだすような相手の気持ちを汲んだ言葉で話していて、第三者として聴いているだけで気持ち良くなった。
佐賀から仕事でこちらへ来て住み始めたばかりらしいけど、新しい土地での彼女の心の開きっぷりは見事なので僕も見習いたい。
今度店で会ったらこちらから話し掛けてみよう。

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本

長嶋有さんの新しい本。
冒頭から、その感覚、そのディティール、わかる沁みる!の連続なので、こぼれ無く読みたくて、ゆっくりゆっくり、行きつ戻りつ、読み進めています。

前にご本人と話す機会があったときは、自分の言いたいことを伝えたいと思うがあまり、うまく喋れなかった、というより、長嶋さんのおっしゃる言葉を、ちゃんと聞けなかった。

好きな人とほど、うまくコミュニケーションできない問題が切実な僕のテーマ曲は、くるりの「東京」と、長谷川健一さんの「空の色」です。

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のぼる

のぼる

朝の雨が上がり、大文字山に登りました。
数十分で登れる山ですが、今日は身体が重くて大変でした。
数か月前に友達と登ったときは、息を切らす友達を先行してからかいながらひょいひょい登れていたのに、
長時間の座り仕事は随分と体力を奪うようです。
「大」の「一」部分に着き、眺望を楽しみながら、先日ユニクロで買ったネルシャツを脱ぎ、少しでも汗が乾くように風にひらひらさせました。
すると、シャツの首のところにあの、ユニクロのサイズを示す半透明のシールが貼られたままになっていることに気付きました。
いつもユニクロで服を買うときは、レジでお願いしてタグ類を全部取って貰うのですが、このシャツを買うときに限ってそれをお願いしませんでした。
そのため、久しぶりの自分タグ取りに緊張し、ミスが生じたようです。

山へ来たのは久しぶりに人工的な音の無い、静かなところへ来たかったからですが、大文字山の上からでも眼下の街の、車が走る音が聞こえます。
そう都合よく簡単には逃げられませんね。

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しない

しない

昨夜は部屋の掃除は出来なかったし、布団を乾燥機にもかけられなかった。

キノコの正体も暴けないまま。

キノコは黒くしなびている。

死んでいるのか。

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言う

言う

今日は仕事から帰ったら、部屋を掃除して、布団も乾燥機にかけよう。
そして、図書館から借りてきたキノコ図鑑で、糺の森で見つけた、一日で随分と様子が変わる、このキノコの正体を暴こう。

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いまは

いまは

ほんとうに言いたいことからは死ぬ程離れた言葉しか出ません。

調子のいいときは、ほんとうに言いたいことからは離れてるけど、死ぬ程よりはちょっとマシな言葉くらいは出るのに。

黙っています。

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らもさん


百万遍の初めて入る飲み屋「パンプキン」。
生中とおかずが2品ついた「夕暮れセット」が500円など、
安くて旨い。

おかみさんによれば、ミステリ作家の綾辻さんが京都に住んでるときに良く来たそうで、彼の風貌は中島らもさんに似ていた、とか。
らもさんと言えば書物のなかで「歳とったら百万遍あたりに住みたい」と言っていたなあ。

惜しくも亡くなったけど、実現したらその綾辻さん似のらもさんがかわりに、この店に来ることがあったかもしれない。

ああ、らもさん…。

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